カボチャの馬車は、途中下車不可!?
「あす、か……?」
唇が離れても、しばらくライアンはぼうっと私を見つめたまま。
「好き」
もう一度強めに言うと、ようやく彼の瞳が柔らかく瞬いた。
朝を迎えた泉のようにキラキラ、輝いていくそれに魅入られていると——
大きな両手が、私の頬を包んだ。
「もう一度、言って?」
「……好き」
「もう一度」
「好き」
「もう一度」
「もうっ何回言えばいっ……んぅっ——……!」
言葉をさらうように、唇を強く押し付けられて。
驚きに緩んだ私の唇は、すぐ強引な舌の侵入を許してしまう。