カボチャの馬車は、途中下車不可!?
——真杉飛鳥から絶対目を離すなよ。警察に駆けこまれでもしたら、面倒なことになる。
つまりあの2人は、警察に駆けこまれてもおかしくないようなこと、してるってことだろうか。
それは……犯罪?
ハッカー騒動も、それに関係してるんだろうか。
瞼が、段々重たくなっていく。
——バカ野郎っ! 何逃げられてんだよ!!
今日、私は確かに轢かれるところだった。
あの車は、確かに私を狙っていた。
私を、殺そうとしていた……
そして私は、それ以上考え続けることを、放棄した。