新妻独占 一途な御曹司の愛してるがとまらない


「ごめん……今日はもう、自分を抑えられそうにない」

「ん……っ」


ギシリ……と大きく唸ったスプリング。

ベッドの上に寝かされた私を組み敷くように、湊の身体が覆いかぶさって窓の外の月が隠れた。


「や……っ、あ」


彼の指先が私の身体を甘く溶かす。

そのたびに真っ白なシーツは波打って、部屋にはお互いの吐息が混ざり、響きあった。


「湊……っ、もう、だめ……っ」

「桜……もっと、声、聞かせて?」

「……あ、……やぁ」


湊の指先が、何度も何度も私の身体を攻め立てる。

数え切れないくらいにキスをして、身体の至るところに彼は赤い花を咲かせた。

どれも愛しいと思えるほどに、優しく甘く、彼にトロトロに溶かされる。

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