悪しき令嬢の名を冠する者
「それで仲間に?」
「うん。根競べをして勝ったんだ。
絶対に許さない。貴族と王族を殺してやる。そう思ってたよ。ヴィンスとレイニーに会うまでは」
「ヴィンスと私?」
「うん。ヴィンスは俺に王家の現状を教え、レイニーは女でも出来ることがあると教えてくれた」
「私が使えるのが女の武器だっただけの話よ」
「どうせ傲慢な人間しかいないと思ってたからね。でも二人は俺に未来を見せてくれた。この二人なら、もしかしたらって……だからお願いがあるんだ」
「お願い?」
「うん。根競べをして勝ったんだ。
絶対に許さない。貴族と王族を殺してやる。そう思ってたよ。ヴィンスとレイニーに会うまでは」
「ヴィンスと私?」
「うん。ヴィンスは俺に王家の現状を教え、レイニーは女でも出来ることがあると教えてくれた」
「私が使えるのが女の武器だっただけの話よ」
「どうせ傲慢な人間しかいないと思ってたからね。でも二人は俺に未来を見せてくれた。この二人なら、もしかしたらって……だからお願いがあるんだ」
「お願い?」