不器用な暴君社長
〜社長side〜
こんな近くにこいつの身体があって、豊富な胸がちょっと当たってる。
さそってんのか?
でも、こいつの情報では、彼氏いたことも、男性経験も無いはず…
無意識…?
ここまで迫られると、さすがに俺も理性を抑えきれない。
「そんなに責められると、俺も我慢が効かないけど?
襲ってほしいわけ?」
「そ、そんなこと…」
戸惑っているこいつに、無意識のうちに、キスしていた。
舌を入れると声が漏れてくる。
「んん…ぁ…やっ…んぁ…」
やばい…こいつ、エロい…
唇を離したころには息が上がっていた。
「はぁはぁはぁ…」
顔も紅く染まっている。
「なに?もうギブ?
お前から誘っておいて?
まだ足りないんだけど?」
トロンとした涙目で俺を見つめてくるから、これ以上は我慢ができない。
口を再び塞ぐと、さっきより声が聞こえる。
「あっ…はぁ…んっ…」
キスだけで、こんなに気持ちよくなるなんて…
「お前、ほんとにウブなのか?
…キス…うますぎる…」
こいつ、キスするのが初めてとは思えない。