君とのゲームの行方
俺は机から軽くジャンプするように降りると、茜と直樹のほうは見ずに、教室の入り口に設置してあるゴミ箱の方へと向かう。くわえていたストローを口から話すと、紙パックをゴミ箱に無造作に投げ捨てた。そしてそのまま教室を出た。
……むかつく。何もかも。茜に告白する直樹も、笑みを浮かべて直樹を相手にする茜も。……俺自身も。
今さら大事なことに気づいた、自分自身が、一番むかつく。俺は唇を噛み締めた。
……むかつく。何もかも。茜に告白する直樹も、笑みを浮かべて直樹を相手にする茜も。……俺自身も。
今さら大事なことに気づいた、自分自身が、一番むかつく。俺は唇を噛み締めた。