溶けろよ、心
9.零れそうな心
*
次の日、私は熱を出して学校を休んだ。
何通か、るいからのメールが届いていたけど全て無視をした。
せっかく仲良くなれたのに、こんな私を知られたくなかったんだ。
「真由、大丈夫?お粥食べられそう?」
お母さんが部屋に入ってくる。
「……ん、食べる。置いといて」
泣きはらした目を見られないように、布団を被って目を閉じたまま答えた。
お母さんが部屋から出ていくと、また涙が溢れてきた。
泣きすぎて、もうなんの涙なのかわからなくなっていた。
次の日、私は熱を出して学校を休んだ。
何通か、るいからのメールが届いていたけど全て無視をした。
せっかく仲良くなれたのに、こんな私を知られたくなかったんだ。
「真由、大丈夫?お粥食べられそう?」
お母さんが部屋に入ってくる。
「……ん、食べる。置いといて」
泣きはらした目を見られないように、布団を被って目を閉じたまま答えた。
お母さんが部屋から出ていくと、また涙が溢れてきた。
泣きすぎて、もうなんの涙なのかわからなくなっていた。