溶けろよ、心
「だーいじょうぶ?」

まさかるいが来るとは思わない。



ガバッと飛び起きた。
髪はボサボサだし、朝から着替えてないパジャマだ。

「あ……うん」

手で髪をとかしながら、私は頷く。


「本当に〜?」

るいは、ベットの端に座った。

そして、私の両頬を緩くつねった。



「嘘つき。真由がなんで学校に来ないか、当ててあげようか」



笑いがこみあげた。

るいには全部バレていたんだ。

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