溶けろよ、心


「じゃあね、真由。明日は学校来てよ。ナツキも梨菜も寂しがってる」

きっと、すごく心配を掛けてしまっている。


「うん。行く」


「はい!」

るいが私に小指を差し出した。



指切りげんまん。




晴斗を、言い訳にしちゃいけない。
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