溶けろよ、心
【隼人side】

昼休み、橘の教室に行った。

今日も休んでいていないんじゃないかと、あまり期待はしていなかった。


そうだったのに。

橘のところには、藤山くんがいた。


単なる嫉妬だ。説明するのも情けないレベルの。




少し暑い。
シャツの第二ボタンを、乱暴に開ける。







元気なのを確認できただけよかった。

俺は、教室に戻った。
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