お前は別だから
「「西島初さん、よろしくお願いします。」」
「は、はい!」

使用人たちは初の見た目を見て、少し嬉しそうにした。

初の恰好は、“瓶底メガネに三つ編み、マスクに手袋”。まるで、潔癖性のような恰好をしていて、とても地味で不細工の類に入っているような感じ。

(これなら海様も好きにならないわ。)

Aは喜んだ。自分が今1番のお気に入りにされていて、夜のお相手担当でその役職を取られなくて済むと思ったからだった…

「E!こいつにこの家のこと教えてやれ。」
「はい。」
< 3 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop