野良ネコと…………ひなたぼっこ
「それで、本日お邪魔させていただいたのは……」と話し始めた。
「付き合いを許して欲しいと言ってももう付き合ってますよね??
わざわざ来られた意味は?」と厳しいお父さんの指摘。
回りくどく話しても……伝えたい事は同じだと自分を奮い立たせて
「生意気なことを承知で……お話しさせていただきます。
この1年半、唯さんにご家族の悩みを相談されました。
涙も………沢山流してました。
お付き合いを始めてからは、笑顔も沢山見せてくれるようになりましたが…
心の奥ではいつも、ご家族の事が引っ掛かっているようです。
私一人の力では、不安を取り除いてあげることが出来ないと思い
今日は、お邪魔させていただきました。
唯さんは、ご存知の通り泣き虫で怖がりです。
一人でいることは、とても苦手で……怖いと泣いてます。
それでも、皆さんが帰った時に『おかえり』を言ってあげたいからと
一人、淋しさに耐えてます。
近くで見ていると、とても痛々しく……
時には、強引に家に連れ帰ってしまおうかと思う程です。
眠りにつくまで電話に付き合ってあげるくらいしか……今は出来てません。
幼稚園の仕事は本当にハードで、肉体的にも精神的にも大変です。
2年目の唯さんには、かなりキツい仕事だと思います。
せめて、一人にならないように……先日プロポーズをしました。
答えは……『今は家から離れられない』と断られました。
唯さんが、安心して家を巣立てるようになるまで待つつもりです。
ただいくら待っても……このままだと変わらないと思い
生意気は承知で……来させてもらいました。
唯さんの不安を取り除けるのは、お二人しかいません。
どうかよろしくお願いします。」
頭を下げ
「それから、お叱りを覚悟で言います。
唯さんを………お嬢さんを……オレのところに来させて下さい。」というと
「でも、結婚はまだって……。
もしかして、同棲したいってこと???」
剣のあるお母さんの声に被せて
「同棲は許さん!!」と怒るお父さん。
びっくりしたのは唯ちゃんも一緒で、オレのことをスゴい目で見ている。
「あっ!違います。同棲は、しません。
不安になったり、一人でご飯を食べる時に………来てもらいたいのです。」
「それって、お泊まりさせて欲しいということ??
わざわざ許可を取って??」
オレの話しに、怪訝そうな表情の二人。
「付き合いを許して欲しいと言ってももう付き合ってますよね??
わざわざ来られた意味は?」と厳しいお父さんの指摘。
回りくどく話しても……伝えたい事は同じだと自分を奮い立たせて
「生意気なことを承知で……お話しさせていただきます。
この1年半、唯さんにご家族の悩みを相談されました。
涙も………沢山流してました。
お付き合いを始めてからは、笑顔も沢山見せてくれるようになりましたが…
心の奥ではいつも、ご家族の事が引っ掛かっているようです。
私一人の力では、不安を取り除いてあげることが出来ないと思い
今日は、お邪魔させていただきました。
唯さんは、ご存知の通り泣き虫で怖がりです。
一人でいることは、とても苦手で……怖いと泣いてます。
それでも、皆さんが帰った時に『おかえり』を言ってあげたいからと
一人、淋しさに耐えてます。
近くで見ていると、とても痛々しく……
時には、強引に家に連れ帰ってしまおうかと思う程です。
眠りにつくまで電話に付き合ってあげるくらいしか……今は出来てません。
幼稚園の仕事は本当にハードで、肉体的にも精神的にも大変です。
2年目の唯さんには、かなりキツい仕事だと思います。
せめて、一人にならないように……先日プロポーズをしました。
答えは……『今は家から離れられない』と断られました。
唯さんが、安心して家を巣立てるようになるまで待つつもりです。
ただいくら待っても……このままだと変わらないと思い
生意気は承知で……来させてもらいました。
唯さんの不安を取り除けるのは、お二人しかいません。
どうかよろしくお願いします。」
頭を下げ
「それから、お叱りを覚悟で言います。
唯さんを………お嬢さんを……オレのところに来させて下さい。」というと
「でも、結婚はまだって……。
もしかして、同棲したいってこと???」
剣のあるお母さんの声に被せて
「同棲は許さん!!」と怒るお父さん。
びっくりしたのは唯ちゃんも一緒で、オレのことをスゴい目で見ている。
「あっ!違います。同棲は、しません。
不安になったり、一人でご飯を食べる時に………来てもらいたいのです。」
「それって、お泊まりさせて欲しいということ??
わざわざ許可を取って??」
オレの話しに、怪訝そうな表情の二人。