誰からも愛されない
✛✛一緒に食事
忍さんの車について
荷物をつまれて
助手席のドアを開けられ
乗るように言われた。
「えっと、忍さん。
私は、一人で帰れますよ。」
と、言うと
「心配ですので、送らせて下さい。
それとも一人が良いですか?」
と、眉を下げて言う忍さんに
「送って頂いても宜しいですか?」
と、言うと
忍さんは、ぱあっと明くるくなり
「はい。」
と、言い彩心を車の助手席に乗せ
自分も運転席に座りこむと
彩心に笑いかけてハンドルを
持ち運転を始めた。
すると·····
「もう一つお願いしても。」
と、忍さんに言われて
「お願い?ですか?」
と、彩心
「はい。」
と、言う忍に
彩心が、首を傾げると
「一緒に食事をして頂けませんか?」
と、言われて
「えっ、食事ですか?」
と、言う彩心に
「はい。ダメですか?」
と、心配そうに言う忍
何を言われるかと構えると食事で·····
やはり、忍さんは面白いと思いながら
「くすっ、大丈夫ですよ。」
と、言うと
「良かった!!」
忍は、上機嫌で運転をしながら
「何が食べたいですか?
和食かな?洋食かな?それとも中華?」
と、次々に
「忍さんが食べたいもので良いですよ。」
と、返すと
「でしたら、和食で宜しいですか?」
と、言われて
「はい、お願いします。」
と、答えると
車は、一軒の大きなお家?
みたいなとこに入って止まった。
止まると忍さんは、車を降りて
助手席に回りにドアを開けて
私に手を差し出した。
そんなことをされることに
慣れてなくて照れるけど
忍さんの手を取って車を降りて
手を繋がれたまま
そのお家?のような入り口に向かった。