誰からも愛されない

✛✛秋山さんとの電話


秋山さんからメールが届いた。

私も無事に戻りました。と報告をした。

秋山さんから
『忍から報告を受けたよ。』と。

『無理やりお願いしたのではないか』とか
『本当に彩心ちゃんは、忍で良いのか』とか
心配を沢山してもらっていた。

だから、私は
『私みたいなバツイチで
父親からも愛されない人間が
忍さんみたいな素敵な人を好きになって
良いのか悩みました。
ですが、忍さんと一緒にいると
心から甘えられて
素直な気持ちになるのです。
どうぞお許し下さい。』
と、返事をすると
直ぐに電話がなり。
「アホ。ワシが先に見つけたんだ。

ワシが独身やったら、どんな手を使っても
彩心ちゃんをおとすと思えるほどに
彩心ちゃんを気にいっとるんじゃ。
忍には、もったいないと
思っているだけじゃ。
はよ、ワシの娘になり。
彩心ちゃんを寂しがらせたり
辛い思いをさせたり絶対させないから。」
と、言ってもらえて
彩心は、涙が溢れた。

それから、
「忍にいくらでも甘えたら良い。」
と、言ってくれた。

彩心は、嬉しさで涙が溢れた。
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