誰からも愛されない
✛✛お泊り
今日は、忍さんのお家にお泊まりをする。
なにも知らない小娘ではないが
新しかしらなくて
私では、ダメだから
新は、沢山浮気をしたのではないか
だから·····
忍さんにも嫌がられるかもしれないと
心配だった。
「どうしたの、彩心?
何か心配事?不案な事?」
「えっ、ううん」
「彩心。言って?何でも聞くから」
「あっと·····えっと······
私で………シノブサンが………」
「うん?もしかして相性の事?」
えっ、何でわかったの?
と、びっくりしていると
「本当に、君ときたら……可愛い!
心配ないよ、楽しみ。」
と、言う忍に対して
真っ赤になる彩心だった。
二人で夕飯を作り、
美味しく食べ終わると
忍さんから
「僕が片付けるから彩心は
先にお風呂に入っておいで。」
と、言われて
「‥‥‥ハイ‥‥‥」
と、言ったものの
もうかれこれ一時間程お風呂にいる。
「彩心っ、大丈夫?」
「はっ、はい!」
「クスクスっ、のぼせちゃうよ。」
脱衣場から出ると
忍さんが笑いをこらえながら
ミネラルウォーターを手渡してくれた。
「あっ、ありがとうございます。」
と、言って受け取り
忍さんの横を通り抜けると
忍さんに腕を取られて
「良い匂い。
僕のと同じもの使ったんだよね。」
と、クンクン匂われて
恥ずかしくなる。
忍さんは、笑いながら
「僕のためにずいぶん気合いをいれて
洗ってくれたんだね。僕も頑張ろう。」
と、言って脱衣場に入っていった。
もぅ、いつも遊ばれてる!
と、思いながら化粧下地を
つけてミネラルウォーターを
飲みながらボォッとしていたら
「彩心、髪の毛乾かしたの?」
と、急に言われて
「きゃっ」
と、声をあげてしまい
忍さんの方がびっくりして
「まったく、また何を考えていたの?
彩心の声にこっちがびっくりしたよ。」
と、笑いながら言う忍さんに
「つい、ボォッと·····としてしまい····」
と、言うと
「彩心といると楽しいね。」
と、またまた、笑われてしまった。