誰からも愛されない
⑨ それから2️⃣

✛✛海外へ


12月に入り
海外のお兄さんの会社で
トラブルがあり
忍さんが出向く事になった。
法的な事がでたら、
凪さんも行くみたいだ。

「彩心、大丈夫?
クリスマスには、戻るから
クリスマスは一緒に過ごそうね。
毎日、電話して、
僕もするから、わかった?」
「クスッ、はい。
本当に忍さんは、心配性なんだから。
今までも一人で居たんだよ。
問題ないよ。」
「だから、心配なんじゃない。
やはり、一人が楽とか思ったり
誰かに声かけられたりしたら····」
「ありませんよ。
それに、私のような者を好きに
なってくれるのは、奇特な忍さんだけ。」
「まったく、彩心はわかってない。
彩心は、綺麗で可愛し、
スタイルも良くて·····
人を引き付ける、何かを持っているんだよ。」
「うふふっ、ありがとう。」
今日も沢山、愛されてから
眠りについた。

明日の朝、忍さんは出発する。
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