誰からも愛されない

✛✛ごめんなさい


「清香、なに?どうしたの?
どう言うこと?楓。」
と、ゆかりさん。

彩心は、もういいと
思っていた。

私が秋山に入らなければ
清香さんもこんなことしなかったし
忍さんが怒ったり
凪さんが顧問弁護士を辞めさせられる
事もなかったはずだ。

するとお母様が
「清香は、おじさん達をとられると
嫉妬したのよ。
それで、彩心ちゃんに意地悪をした。
と、言った所かしら?」
「お婆様?」と、清香。
「えっ、母さん?」と、ゆかり。
「・・・・・」凪。
「で、彩心ちゃんは、
そんな事を私達や忍達にも
言いたくなかった。
だって、清香は身内だから。
そう思ったのでしょう?!
ごめんなさいね。彩心ちゃん。
嫌な思いをさせてしまって。
孫の清香の言動はお詫びします。」
と、言うと
清香が
「だって!!
こんな、バツイチの人なんかじゃなくて
忍おじ様には、
もっと素敵な人いるじゃない。」
と、言うと
ゆかりさんが、清香さんの頬を叩いた。
「ママっ!!」と、清香さん
「母さん!」と、楓

「あなたに彩心ちゃんの何がわかるの?
彩心ちゃん、忍、本当にごめんなさい。
父さん、母さん、ごめんなさい。
せっかくのクリスマスパーティーを
ダメにして。
清香、来なさい。帰ります。」
と、ゆかりさんは、清香さんを連れて
帰って行った。
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