誰からも愛されない

✛✛いなくなったかと


彩心が再び目を覚ますと
あのままの形で忍に抱きしめられて
眠っていた。

忍は、時差もあるだろう
疲れたのか、ピクリとも動かずに
眠っていた。

彩心は、忍にキスをして
服を着て、朝食の準備をした。

良かった・・服置いといて
と、思いながら
朝食作りをしていると・・・

ドドッ···ドタ····バタっ····
  « ガチャン »

何事?と·····
びっくりして見ていると
裸のままの忍が表れて
彩心を切なそうに見つめ·····

忍は、彩心の元にきて
彩心を抱きしめ・・・

えっ、と 彩心が思っていると・・

「···いなく·····なった····かと
     ······思っ······た·····。」と。
彩心は、
「クスっ····いますよ。
忍さん、ぐっすり
寝ていたから、そっと起きたの
それと·····
あの·····えっと·····忍さん?
よう····ふく·····着てもらえませんか?」
と、恥ずかしくて言うと
「·····もぅ·····少し····だけ·····」
彩心は、恥ずかしかったが
忍が思うようにさせていた。
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