誰からも愛されない
⑫ その後1️⃣

✛✛くずれていく


年末年始を
皐と紫月と過ごし
彩心は、
少しずつ元気をとりもどして
いったが·····

時間あると
ぼぉっとして
皐達に心配されていた。

明けて3日には、札幌に戻らないと
いけない‥‥‥‥

少し元気になっていたが
戻る日が近づくに連れて
言葉すくなになり
考え込む事が増えてきた。

皐も紫月も
「暫く休んだら」
と、言ったが
「青山支店長に迷惑はかけたくない。」
と。

彩心の心と身体のパランスは、
崩れいった。

3日の最終で
札幌に戻った彩心。

顔色も悪く、覇気のない彩心を
皐も紫月も心配して
「まだ、こっちにいなさい。」
「もう、やめて戻ってきなさい。」
と、何度も説得したが
「赴任したばかりで辞めたら
青山支店長の顔を潰すことになる。
あんな優しい青山支店長にそんな迷惑を
かけることはできない。」
と、彩心は札幌に戻って行った。

紫月は、直ぐに青山に連絡をして
内容を話した。

自分の事を気にしてくれて
我慢をする彩心の事が
青山も心配だった。
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