朧咲夜5-愛してる。だから、さようなら。-【完】

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結局、朝まで二人とも眠りはしなかった。


ソファに隣り合って座って、流夜の肩に頭をもたれさせて、たまに話して、静かになってを繰り返して、朝日を見た。
 

時間、だ。


「……咲桜」


「……はい」


「……帰ろうか」


「…………うん」
 

いつものように差し出された手を取って、華取の家に戻った。

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