あなたに、依存症。
次の日わたしはえみりちゃんと約束をして精神病院に行くことにした


電車で涙が止まらないわたしの頭をずっとなでてくれるえみりちゃん


他の人の目なんて気になることもなかった


最寄りの駅につき、わたしたちは歩いて病院まで行った


初めての精神病院


いろいろな人がいた


ずっとうつむいてなにかぶつぶつ言ってるおじさん

「順番まだー?!ねー、看護婦さーん」と大声で叫ぶおばさん

隣の女の人にガンダムの人形を見せびらかしてる男の人

胸のはだけた赤いワンピースから白く太い足をだして、厚化粧の女の子


「谷口です、今日友達も診てください」

えみりちゃんは受付に診察券をだした

「あなた?お友達、あ、保険証だしてね、そして問診票かいてねー」

看護婦さんは子供に言うように優しくわたしに言った
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