あなたに、依存症。
「あがったら?」

わたしがいうとかずやは

「いや、ここでええ」

といった

わたしは五万円を渡して、また抱きついてキスをした

かずやはお金をポケットに無造作に入れて、わたしのキスを早々とすませたら、「んじゃ、また連絡するわ」といって帰っていった


バタンと冷たく重いドアが閉まり、わたしは薬でふわふわしていたのが醒めた


あ、わたし、ダメなことしたかも
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