あなたに、依存症。
電気もつけずに夕方の赤い光だけをうけて、わたしは茫然としていた


ベタが窮屈そうに、悲しげに泳ぐこともできないくらい弱っていた


わたしはシャワーをあびた

ベタの入った瓶を開けた


ベタを洗面台に流した


ぐるぐる回ってベタは排水溝に流れていった


わたしは淡々とシャワーをあびた
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