あなたに、依存症。
わたしはかずやが大好きだ

何度も泣きながら、そう言って抱きしめあった


かずやの携帯が鳴った


「おう、うん、わかった」

わたしはかずやを信じていたからなにも疑わなかった

「友達が飲みにいこって、行ってくるわ」


「あ、そうなんや」


わたしはかずやとともに家を出ると、反対方向にお互い歩いた

振り返ってみたら、かずやが手を振っていた


わたしは嬉しくて大きい手を振った
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