【短】7時20分のあいつ






「あのっ!」



「は、い?」




もう一度、俺の方に振り返ってくれた彼女。




そんな彼女を愛おしいと思う俺は、もう彼女にベタ惚れな証拠。




本当は、今すぐにでも「好きだ」って伝えたい。



だけど、それを言ったら、答えはわかっているから。




だから、まずはー。




俺がずっと聞きたかったことを彼女に言おう。




俺は、彼女の目を見ながら、少し微笑んで言った。




< 11 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop