スキって、キスして、ギュッとして!
顔を上げると、そこにはあの三木先輩。
「!?」
「隣座っていい?」
「えっ、あ、はい!どうぞ!ぜひ!」
やば、やばやばやばやばすぎる!
近い!
さっきまでコートで試合してた人が近い!
あたしの推し!三木先輩!
なんで!?どうして、ここに!?
「そのドリンクとタオルは誰に?」
「えっ…と、三木先輩です…」
思ってもみない出会い方。
まさか三木先輩から来てくれるとはっ。
「まじ?俺に?」
コクコクと何度も首を縦に振る。
嬉しすぎるよ、これは。
神様、ありがとう!!
あたしこれからは、お母さんの言うことも先生の言うこともなんでも聞きます!