スキって、キスして、ギュッとして!
タオルとスポーツドリンクを差し出すと、笑顔で受け取ってくれた三木先輩。
「ありがとー」
フンワリ笑う三木先輩は神々しい。
汗かいてるけど、輝いてる。三木先輩の汗は国宝級じゃん?
その汗を三木先輩は今、あたしがあげたタオルで拭いてくれてる!
最高すぎやしませんか?
「午後からも見てくよね?」
「あー…っと、それはー…」
見たいです!見に行きたいです!とても!
「来るはずだった友達が来なくて…1人で見るのもなんだかなーって」
「いいじゃん別に」
“ね?”ってあたしの顔を覗き込みながら言うもんだから、顔が近くて近くて……。
は、鼻血出るっ!!!
「三木先輩がいうなら!」
って勢いで言ってしまったけれど、どうしよう!?優ちゃんのバカ!!!