スキって、キスして、ギュッとして!
「俺欲しいものあるんだよね。それ買いに行っていい?」
「はい!なんでも!」
あなたのためならどこへでも行きます!
欲しいものなんてありません!
三木先輩の隣を歩いていると、やっぱりイケメンだなあって再確認。
あたし……このままだと好きになっちゃう気がする!
「ハッ!それはダメだ!」
「え?」
「あ、いや、なんでもないです」
心の声が漏れました、すみません。
こんな素晴らしい人好きになってもあたしが傷つくだけだもん。
いつものあたしならガツガツいってたんだけど、さすがに10連敗したらギネス世界記録目指すからね。
だから三木先輩は、好きとかそんなんじゃなくて1つのオブジェとして見なきゃダメなんだ。