スキって、キスして、ギュッとして!




「俺欲しいものあるんだよね。それ買いに行っていい?」



「はい!なんでも!」




あなたのためならどこへでも行きます!
欲しいものなんてありません!



三木先輩の隣を歩いていると、やっぱりイケメンだなあって再確認。



あたし……このままだと好きになっちゃう気がする!




「ハッ!それはダメだ!」



「え?」



「あ、いや、なんでもないです」




心の声が漏れました、すみません。



こんな素晴らしい人好きになってもあたしが傷つくだけだもん。


いつものあたしならガツガツいってたんだけど、さすがに10連敗したらギネス世界記録目指すからね。



だから三木先輩は、好きとかそんなんじゃなくて1つのオブジェとして見なきゃダメなんだ。



< 21 / 28 >

この作品をシェア

pagetop