ねぇ、振り向いてよ
「夕蘭ー!ご飯よ!」
お母さんだ。




あれれ?寝ちゃってた





「はーい。」




お父さんは、出張に出てるからほとんどいない。




食卓は私とお母さんと弟のみ。





弟は、14歳でかなり生意気だ。




「ねーちゃん、彼氏いないの?」

バカにしたような目でこっちを見てくる。




そうそう、弟は先日彼女が出来たらしく調子に乗っている。





「あんたみたいな奴に彼女が出来るくらいなら私にもいるはずだったのに!」





なんて訳の分からないことを言いまくった。



母と弟が揃えて「「ふーん。がんばれ」」と謎のシンクロを見せてきてまたイラッときた。

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