****秘密のお姫様****
ドキッーーーーー


あれ?


なんか、胸の中がドキドキする。


「あ、ありがとうございますっ」

私がお礼を言うと少年の頬が、赤く染まる。


私もつられて赤くなる。


「咲‼大丈夫か?」
お兄ちゃん……


「大丈夫、ごめんなさいっ。

慌てちゃって」


そう、慌てすぎて躓くと恥ずかしい。

しかも、抱き締められた。


本当、恥ずかしい。


「大丈夫か?
やめるか?」


やめるーーー?


やめない。。
ちゃんと挨拶しなきゃ。


私は、立ち上がった。


台には立たず、ちゃんと彼らを見回した。





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