****秘密のお姫様****
「もう一杯ちょうだい!!」


満面の笑顔の咲に、周りが顔を赤らめた。

「はい、どうぞっ」


実はカクテルなんじゃないかと、疑い始めた時ーーー二人背を向けなにかをしていた。



「酔う咲ちゃん、可愛すぎっ」


「もっと酔わせようぜ‼
介抱しますよ、俺」



なるほどな………





「人の女酔わせて、なにしょうとしてる訳?」




そ、爽‼


「ヒッ!!爽さん、いつの間に。
嫌だな、聞き間違いですよ~‼あれ、咲さん、寝たんですか?」



爽の腕に抱かれてる咲は、真っ赤な顔をして爽にお姫様ダッコされてる。


「そう、たかがジュースに酔うとか可笑しいよね。


ジュースなんだよな?」



ニヤリ、と不気味に笑う爽。


笑顔の奥は、怖すぎだ。




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