****秘密のお姫様****
「爽くんっ」


恥ずかしいやら、嬉しいやら、ドキドキがすごい。

「総長、妹に恋愛感情持つ人に任せられない!!
咲は、俺の場所で一緒に住むから‼」


私は爽くんに腕を引かれ、倉庫を出た。


すぐそばで冬くんが、顔を覆うのが見えた。


千くんが、唖然とした顔をしている。


仲間同様、顔色は最悪だ。


お兄ちゃんをチラリ、と見たら動かないお兄ちゃんを見ながら、私は爽くんに引き連れられ倉庫内から出ていた。


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