****秘密のお姫様****
公園に行ったけど、人一人居なかった。

「咲、どこに………」


あれ?


白いリボン。


この、リボンどこかで………。


寝る前に、咲の髪に、していたリボンに、似てる。


なんで、これがここにーーー

まさか………


俺は、スマホを見つめた。

トゥルトゥル。


タイミングよく鳴った電話。


非通知からの、怪しげな電話。


耳に当てると聞こえた、愛しい君の声。


「(爽くんっ!!助けて‼)」


咲ーーー!!!


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