****秘密のお姫様****
えーーーーー?


ーーーードカッ。


何かを蹴る様な音がして、私の上にいた男は消えていた。


変わりに来た暖かな温もりに抱き締められた。

それは、知ってる温もり。


「咲、大丈夫か?なんも、されてない?」

お兄ちゃん。。


「お兄ちゃん~っ!!私、キスされっ」


キスされちゃった、言おうとした私の唇はーー


お兄ちゃんに、塞がれていた。


お兄ちゃん………。


「おい、ふざけんなよ‼

何すんだよ‼」

目覚めた刻が、睨みつけた。


私はお兄ちゃんの背中に隠された。


< 274 / 413 >

この作品をシェア

pagetop