****秘密のお姫様****
何度目か、わからない。


こうやって三人で飯を食うのは……。

「なあ、どう?」

「うまいぞ」


「ちげーよ、咲ちゃんとの暮らしだよ」


俺の質問に、星の箸が止まった。

「…………………一緒に寝たくて仕方ないんだ」





「「ぶっ!!ゴホゴホっ」」


真っ昼間からのセクハラ発言に、思わず咳込む俺ら。

「どうした?大丈夫か?」




星としては、大したことないらしく平然と箸を進めた。


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