****秘密のお姫様****
ガチャリ。
開いたリビングのソファに、総長がいた。
「爽か。
なんだ?」
振り向かないのに、分かるのか。
やっぱり只者じゃない。
総長は。
「総長…………
咲を懸けて、戦ってください」
これしかない。
総長が諦め切れないなら……………
「俺と戦ってくださいーー。
俺は咲を絶対、離さない。
どんなに傷つけられても、絶対に負けを認めない。
咲は渡さない」
渡せる訳ない。
本気で好きになったんだ。
渡せる訳ないんだーー。
開いたリビングのソファに、総長がいた。
「爽か。
なんだ?」
振り向かないのに、分かるのか。
やっぱり只者じゃない。
総長は。
「総長…………
咲を懸けて、戦ってください」
これしかない。
総長が諦め切れないなら……………
「俺と戦ってくださいーー。
俺は咲を絶対、離さない。
どんなに傷つけられても、絶対に負けを認めない。
咲は渡さない」
渡せる訳ない。
本気で好きになったんだ。
渡せる訳ないんだーー。