****秘密のお姫様****
「あーあ、まじリア充が増えた。
最悪だわ」


千が、ため息を溢す。


「リア充って俺のこと?」


冬が冷たく睨む。

「当たり前‼
倉庫で、イチャイチャすんなよ‼
我慢できずに、キスしちゃうかもっ」


「あ?んなの、えみにしたら許さねーからな」


コイツ本当、信用ならない。




ってか、いつまでキスしてんだよあいつら。


「おーい、星。

ヤるなら自分家に帰れ。


いつまでも、してると千が我慢できずに、咲ちゃんにキスしちゃうかもってよ?」


ニヤリ、と俺は笑った。


千は、颯爽と逃げた。


あ、あいつ逃げやがった。






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