****秘密のお姫様****
「なあ、今16時だけど、デート行くか?」

「……………………16時!!!?私、学校!!」


やっぱり、俺動揺慌てる。

ガバリ、とベットから出て慌てる咲に、吹き出すように笑った。


「ぶわっ、いや、いいじゃん。
初デート行かない?」


「初デート…………?」


目をキラキラさせて言う、咲はパッ、と花が咲いた様に喜んだ。


「じゃあ、今から準備してくるよ‼可愛くするからね!」

バタバタ、と出ていく咲。

なんだか賑やかさに、クスリ、と笑った。

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