****秘密のお姫様****
離された体は、弾かれたように飛んだ。
グイッーーー
力強い腕に引き寄せられた。
知ってる腕の中に泣きそうになる。
だけどぐっ、と耐えた。
「大丈夫か?」
優しい優しい声。
「お兄ちゃんっ」
私はお兄ちゃんの腕に抱きついた。
「白夜だ。
白夜の月志摩だぞ、じゃああれは姫か!!
いったん引くぞ‼」
白夜………?
急にいなくなる二人組。
それを私はジッ、と見ていた。
グイッーーー
力強い腕に引き寄せられた。
知ってる腕の中に泣きそうになる。
だけどぐっ、と耐えた。
「大丈夫か?」
優しい優しい声。
「お兄ちゃんっ」
私はお兄ちゃんの腕に抱きついた。
「白夜だ。
白夜の月志摩だぞ、じゃああれは姫か!!
いったん引くぞ‼」
白夜………?
急にいなくなる二人組。
それを私はジッ、と見ていた。