長編執筆に取り掛かる。
子分「それで、交渉ごとってのはなんなのです?」

宇宙人「実はわたしは、宇宙の迷い子でしてね…」

作家「それはさっき聞いた。」

宇宙人「すげねぇよ…」

作家「すまんかったね…」

宇宙人「どこか、匿ってもらえる家はないじゃろうか?」

子分「匿う?穏やかじゃねぇな…」

宇宙人「穏やかじゃ。穏やかじゃよ。わしは至ってな…」

作家「なんでしゃべり方急にジジィなんだよ。」

宇宙人「それはワシにも分からん。」

作家「まぁいっか…。匿うたってなぁ…あ、ここのマクドナルドの二階は?」

店員「ま、マクドナルド?!本気で仰ってるンすか?!」

作家「オラァいつだって本気さ。」

店員「ちょっと…嘘言ってみて下さい。」

作家「やだよ」

店員「なんで!僕の時は僕嘘言ったのにっ」

作家「いいじゃん店員さん。二階、マクドナルドの。貸してやんなよ」

宇宙人「あの~、主人公不在で話し進めるのやめてもらっていいすか~?」

作家「あぁ、ごめん。ごめん。おいどうなんだよ、店員さん。」

宇宙人「だから!!わたしの気持ちっ」

作家「はい?」


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