君との時間
ー星夜ー
「西木星夜です。よろしくお願いします」
かなり緊張するな。
クラスを見渡すと朝にすれ違った女子を見つけた。
ーあの子、同じクラスなんだ。
「えーと、西木の席はあっちな。椎崎の隣」
椎崎…。
「はい」
ーもしかして…。やっぱり。
席について椎崎さんに声をかけてみた。
「よろしく」
席についた時からクラスの中から「可哀想」という声が聞こえた。
なぜだろう。
朝の会が終わった瞬間沢山の人が話しかけてくれた。
嬉しいけどいっぺんに喋られて困るな。
昼休みに椎崎さんに今日空いてるか聞いてみた。
最初は無視されていたけどようやく答えてくれた。
「あ、空いてない。なんで私なんか…」
空いてないかと思いながら話を聞いていたら小林さんが話しかけてきた。
「ねー星夜君〜!そんな奴と喋ってないでさ〜うちらと喋ろうよ〜!」
そんな奴?なんでそんな言い方を。。
困ったな。椎崎さんと話していたいのに。
そう思っていたら強引に腕を掴まれ引っ張られた。
「椎崎さんってさ暗いよね〜!」
確かにちょっと静かではあるけど暗いなんて言い方をしないでもいいと思った。
放課後帰っていたら椎崎さんを見つけた。
声をかけてみると無視をされた。
「一緒に帰ろう」
そう言うと嫌がっていたけど最終的に一緒に帰ってくれた。
そういや名前なんて言うんだろう。
たしかあの子の名前は…。
「真愛。真実の愛ってかいて真愛」
あってる。やっぱりあの子だ。
やっと会えた…!
名前で呼び合うことを約束した。
「星夜…君…」
名前を呼ばれて少し照れた。
小さい頃仲のよかった男の子がいるか聞いたら、いたけど顔も名前も忘れたと言われた。
その俺があげたストラップを付けていてくれて嬉しかった。
そう思っていたら真愛と道が分かれる所まできた。
もうちょっと話していたかったな。
〜次の日〜
今日は真愛と小林が日直になった。
俺が真愛を手伝っていると小林が真愛にほとんど任されたから手伝ってと言われた。
真愛がそんな事をするとは思えない。
昨日から何かがおかしいと思った。
そして小林に強引に手伝わされた。
4限の数学の時間、なぜが真愛はジャージを着ていて、髪も短くなっていた。
真愛は制服は濡れちゃって、髪は自分でしたと言っていたけど学校でそんなに濡れることってあるのか、髪を切るのか。
もしかして…。誰かに真愛は。
そう思っていたら真愛は小林に放課後教室に来てと言われていた。
俺は行ってみることにした。
放課後教室に行く前にいろんな人に話を聞いてみた。
そしたら10人ほどが本当の事を話してくれた。
俺はその10人と一緒に教室に行った。
そしたらやっぱり、真愛はいじめにあっていた。
元々、真愛は元気でいつも笑顔の子だったんだ。
その真愛が全く笑おうともしなかった。
いじめを見た瞬間俺は声をだした。
そして真愛にかけつけた。
10人もいるのを見て小林達も逃げていった。
「大丈夫か?…真愛」
そう言って皆も謝って言った。
ごめんな…。
もっと早くに気づいていれば。
もっと早くに真愛に出会えていれば。
ごめんな。辛かったよな。
真愛をこんなになるまで助けてやれなかったことに涙が流れた。
「真愛…ごめんな…」
俺は泣きながら謝った。
そしたら真愛が泣き出した。
久しぶりに真愛の違う表情を見た。
*************************
辛かったよな
誰も助けてくれないいじめに耐えて
泣き方も笑い方も忘れて
生きてる方が辛いって
考えるような時もあったよな
これからは俺が守るから
泣かせたりしない
心から笑えるようにするから
*************************
「西木星夜です。よろしくお願いします」
かなり緊張するな。
クラスを見渡すと朝にすれ違った女子を見つけた。
ーあの子、同じクラスなんだ。
「えーと、西木の席はあっちな。椎崎の隣」
椎崎…。
「はい」
ーもしかして…。やっぱり。
席について椎崎さんに声をかけてみた。
「よろしく」
席についた時からクラスの中から「可哀想」という声が聞こえた。
なぜだろう。
朝の会が終わった瞬間沢山の人が話しかけてくれた。
嬉しいけどいっぺんに喋られて困るな。
昼休みに椎崎さんに今日空いてるか聞いてみた。
最初は無視されていたけどようやく答えてくれた。
「あ、空いてない。なんで私なんか…」
空いてないかと思いながら話を聞いていたら小林さんが話しかけてきた。
「ねー星夜君〜!そんな奴と喋ってないでさ〜うちらと喋ろうよ〜!」
そんな奴?なんでそんな言い方を。。
困ったな。椎崎さんと話していたいのに。
そう思っていたら強引に腕を掴まれ引っ張られた。
「椎崎さんってさ暗いよね〜!」
確かにちょっと静かではあるけど暗いなんて言い方をしないでもいいと思った。
放課後帰っていたら椎崎さんを見つけた。
声をかけてみると無視をされた。
「一緒に帰ろう」
そう言うと嫌がっていたけど最終的に一緒に帰ってくれた。
そういや名前なんて言うんだろう。
たしかあの子の名前は…。
「真愛。真実の愛ってかいて真愛」
あってる。やっぱりあの子だ。
やっと会えた…!
名前で呼び合うことを約束した。
「星夜…君…」
名前を呼ばれて少し照れた。
小さい頃仲のよかった男の子がいるか聞いたら、いたけど顔も名前も忘れたと言われた。
その俺があげたストラップを付けていてくれて嬉しかった。
そう思っていたら真愛と道が分かれる所まできた。
もうちょっと話していたかったな。
〜次の日〜
今日は真愛と小林が日直になった。
俺が真愛を手伝っていると小林が真愛にほとんど任されたから手伝ってと言われた。
真愛がそんな事をするとは思えない。
昨日から何かがおかしいと思った。
そして小林に強引に手伝わされた。
4限の数学の時間、なぜが真愛はジャージを着ていて、髪も短くなっていた。
真愛は制服は濡れちゃって、髪は自分でしたと言っていたけど学校でそんなに濡れることってあるのか、髪を切るのか。
もしかして…。誰かに真愛は。
そう思っていたら真愛は小林に放課後教室に来てと言われていた。
俺は行ってみることにした。
放課後教室に行く前にいろんな人に話を聞いてみた。
そしたら10人ほどが本当の事を話してくれた。
俺はその10人と一緒に教室に行った。
そしたらやっぱり、真愛はいじめにあっていた。
元々、真愛は元気でいつも笑顔の子だったんだ。
その真愛が全く笑おうともしなかった。
いじめを見た瞬間俺は声をだした。
そして真愛にかけつけた。
10人もいるのを見て小林達も逃げていった。
「大丈夫か?…真愛」
そう言って皆も謝って言った。
ごめんな…。
もっと早くに気づいていれば。
もっと早くに真愛に出会えていれば。
ごめんな。辛かったよな。
真愛をこんなになるまで助けてやれなかったことに涙が流れた。
「真愛…ごめんな…」
俺は泣きながら謝った。
そしたら真愛が泣き出した。
久しぶりに真愛の違う表情を見た。
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辛かったよな
誰も助けてくれないいじめに耐えて
泣き方も笑い方も忘れて
生きてる方が辛いって
考えるような時もあったよな
これからは俺が守るから
泣かせたりしない
心から笑えるようにするから
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