二回目の初恋~彼女の初恋相手が現れたら
誰かが呼んでくれたのか、救急車のサイレンが近づいてくる。

救急車からヘルメットを被った男の人たちが出てきて、素早く千里を運ぶ。

俺は無残な姿になってしまった千里のそばに駆け寄るって叫ぶ。

「千里ぉー!」

彼女の名前を泣き叫ぶ。


「頼むから、死ぬなよ・・・」

病院に着いて、やっと出た言葉は、その一言だけだった。
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