一匹狼くん、拾いました。
「あぁ、俺の負けだよ。俺、お前らと生きてみたいと思った。いや、……お前ら華龍のいる世界で、俺は生きてみたい」
俺は、真っ直ぐ結賀を見て言った。
「あぁ。生きようぜ、ミカ!!」
結賀は爽やかに微笑んで、俺をしっかりと見つめる。
「待ちくたびれたぜぇー!!」
直後、廉が俺に抱きついてきて、楽しそうに笑った。
「ハハ!!これからよろしくな?、華龍」
「「「当然だ!」」」「もっちろん!」
俺は守るんだ。
こいつら4人と、白猫を。
そのためだったら何だってしてやるよ。
……どうかこの選択が、間違いにはなりませんように。