一匹狼くん、拾いました。
友達。
「ここは~で」
翌日。タイムリミットまで残り5日。
学校に仁とともに来た俺は、欠伸をしながら2時間目の授業を受けていた。
「あー寝っみぃ」
俺は、背もたれにもたれかかった。
どうやら
そのまま眠っていたらしく、
気がつけばお昼になっていた。
「ミカー、起きろ」
誰かに身体を揺さぶられ、俺は目を覚ました。
「あ、仁。
……はよ」
起こしたのは仁だった。
「やっと起きたな、立て。購買行くぞ」
「あぁ、了解」
俺は頷き、席から立ち上がった。