**零れる涙**
汚いモノを見る様な目ーー。
「お母さん、私は進くんが好き!!
だから認めてください!」
「俺は、カンナさんを大切に思ってます‼
認めてください!」
私達は互いに、頭を下げた。
こんなに、頭を下げる私達に、お母さんは近づくと私を、殴った。
お母さん…………。
私はお母さんを見た。
眉間に深く刻まれた皺。
つり上がった目。
「貴方の幸せを想って言ってるのに、男なんかね、みんな裏切るのよ‼」
"男なんかね、みんな裏切るのよ‼"
どうして、そう悲観的なの?
どうして、決めつけるの?
「俺は、絶対に裏切らない。
認めてください!」
私のすぐ近くで、こんなお母さんに頭を下がる進くんに泣きそうになった。
「何度、来たって私は認めない‼」
お母さん、私は貴方が憎い。
「お母さんなんて、大嫌い!!」
私は、彼の手を引いて二階の自分の部屋から荷物をバックに詰め込んだ。
「何してんだよ、カンナっ。
まさか………」
「これしか、思い付かない‼
進くんは離れないよね?」
ねえ、進くん。
お母さんは、私を愛してなんかいない。
いつも、冷たい。
いつも、厳しい。
当たりはひどい。
「カンナの好きな様にしていいよ。
俺、そばいるから……」
君は優しい。
私は、一人じゃない。
だからね……。
ずっとそばにいて。
「お母さん、私は進くんが好き!!
だから認めてください!」
「俺は、カンナさんを大切に思ってます‼
認めてください!」
私達は互いに、頭を下げた。
こんなに、頭を下げる私達に、お母さんは近づくと私を、殴った。
お母さん…………。
私はお母さんを見た。
眉間に深く刻まれた皺。
つり上がった目。
「貴方の幸せを想って言ってるのに、男なんかね、みんな裏切るのよ‼」
"男なんかね、みんな裏切るのよ‼"
どうして、そう悲観的なの?
どうして、決めつけるの?
「俺は、絶対に裏切らない。
認めてください!」
私のすぐ近くで、こんなお母さんに頭を下がる進くんに泣きそうになった。
「何度、来たって私は認めない‼」
お母さん、私は貴方が憎い。
「お母さんなんて、大嫌い!!」
私は、彼の手を引いて二階の自分の部屋から荷物をバックに詰め込んだ。
「何してんだよ、カンナっ。
まさか………」
「これしか、思い付かない‼
進くんは離れないよね?」
ねえ、進くん。
お母さんは、私を愛してなんかいない。
いつも、冷たい。
いつも、厳しい。
当たりはひどい。
「カンナの好きな様にしていいよ。
俺、そばいるから……」
君は優しい。
私は、一人じゃない。
だからね……。
ずっとそばにいて。