**零れる涙**
涙の雫……
私を抱き締めて眠る進くん。
私の肩をポンポンして、眠る進くん。
「進くん、どこにも行かないでね」
「行かないよ」
豆電球が一つの、小さな明かりだけを頼りに……
身を寄せた。
「眠れる?
明かり邪魔じゃない?」
私のせいで、進くんが眠れないのは嫌だ。
きゅ、とシャツにしがみついた。
「大丈夫だよ、怖いんだろ?
ごめんな、すぐに気づかなくて……
怖い思いさせた」
"やっ、やだっ!!"
あの時、怖かった。
側に居るのに、この上ない不安に心が押し潰されそうだった。
「大丈夫、もう大丈夫っ。
ぎゅ、として」
私達は、ずっと一緒だよね?
離れて行かないよね?
不安は消えない。
だけど…………
ぎゅっ。
君の温もりは嘘じゃない、分かるから……。
私の肩をポンポンして、眠る進くん。
「進くん、どこにも行かないでね」
「行かないよ」
豆電球が一つの、小さな明かりだけを頼りに……
身を寄せた。
「眠れる?
明かり邪魔じゃない?」
私のせいで、進くんが眠れないのは嫌だ。
きゅ、とシャツにしがみついた。
「大丈夫だよ、怖いんだろ?
ごめんな、すぐに気づかなくて……
怖い思いさせた」
"やっ、やだっ!!"
あの時、怖かった。
側に居るのに、この上ない不安に心が押し潰されそうだった。
「大丈夫、もう大丈夫っ。
ぎゅ、として」
私達は、ずっと一緒だよね?
離れて行かないよね?
不安は消えない。
だけど…………
ぎゅっ。
君の温もりは嘘じゃない、分かるから……。