**零れる涙**
君の隣にいる僕を無視し、カンナちゃんの回りには男、男、男。


憎いったらない。


「あのさ、僕のなんだけどーーー?」






「はあ?委員長何?

なんか言った?」



ワンテンポ遅れて、男はとぼけた様に聞く。


聞こえてる癖に、白々しい。


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