**零れる涙**
「やっ!!!」


君が、私をベットに押し倒した。



強引なキス、私の知らない進くんの男の顔。


「俺は、カンナとヤりたかっただけなの。


カンナ可愛いから、一度でもいいから付き合いたい、ヤりたい思うのは、みんな一緒なんだよ」


ニヤリ、と笑う進くん。



ポロリ、と涙が流れた。


「いいね、その涙っ」



彼はもう、私の涙を拭ってはくれない。


そればかりか、この状況を楽しむかの様に笑っている。



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