**零れる涙**
ーーーーーー

「……進くん」


絶対聞こえてる筈の生徒玄関前の君。


君が、無視した。

「カンナちゃん、話あるんだけどちょっといい?」


不意に、話しかけられた私は、君に視線を向けたら、少しだけ君が見た。

だけどすぐ知らない振り。

私達は、もう関係ない。


私達は、もう知らない相手同士だ。


関係ない………。


関係ない……と言われたんだ。


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