同居人は恋愛対象外。


「そっか…なんかごめんね。
聞いてくれてありがとう…。」


俯いたままの凛ちゃんは泣いてるような震えた声してた。

そのまま走り去って行く凛ちゃん。


ありえない…。


「何よあの言い方!?」


私の体は勝手に動いてた。

水田くん正面に立つとさっきまでは感じなかったけど、意外と水田くんの身長は高くてかなり見上げる形になった。

しかも初めて間近に水田くんの顔見た。

黒色のサラサラした少し長めの髪の毛。
前髪で隠れそうなキリッとしたつり目。

普通にモデルしてそうな顔つき。

その顔を見上げたそこにはあんた誰?と見下ろす水田くんの冷たい目。

でもここまできちゃったら引き返すなんてできなくて言う事にした。



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